シャークソールの靴が人気です。シャークソールとは靴底にサメの背びれや鋭い歯を連想させる深いギザギザの刻みが付いたラバー製の厚底ソールのことを言います。ビブラムソールの厚底登山靴がヒットしている傾向がありますが、そこに刺激的なニュアンスを加味して変化をつけるのがシャークソールのトレンドです。
最近のメンズシューズのトレンドは厚底でゴツい雰囲気のものが支持される傾向にありますが、それに呼応するように、厚底にシャークソールを採用したデザインのシューズが次々と発表されています。アッパーは、ワークブーツなどのハードなものから、タッセルローファー、コンバースのバスケットシューズやサンダルにまでと多種多様。

このシャークソールは、元来は50年代のアメリカで履かれていたもので、実用性を重視した靴底でした。サメの歯のような深い刻み目が濡れた路面や岩場などで、優れた防滑性とクッション性を発揮したものでした。70年代になると、その刺激的なデザインが英国で注目され受け入れられたようです。当時、このタイプのソールを作っていたのがリップル社であったため、シャークソールはリップルソールとも呼ばれています。現在はビブラムソールの厚底登山靴がヒットしている傾向がありますが、そのトレンドに刺激的なニュアンスを加味して変化をつけるのが、シャークソール採用の理由でしょう。
シャークソールの存在感を際立たせるのは、やはりヘビーデューティーなアウトドア・ブーツやマウンテン・ブーツでしょう。
ブーツの老舗である、ティンバーランド(Timberland)からも、シャークソールを採用した「アビントンコレクション」シリーズが発表されました。アッパーレザーは米・HORWEEN社製、アウトソールはビブラム社と素材は高品質で高機能を重視。クラシカルな雰囲気に今風のニュアンスが加わり絶妙の感性を醸す注目のシューズです。またフラテリジャコメッティのFG135というモカシンローファーにもシャークソールが採用されています。アッパーの上品さとパンクスのようなソールの対比が話題性バツグンです。