赤ちゃんのいびきは要注意

赤ちゃんのいびきは、子供以上に注意をしなければなりません。特に新生児がいびきをかいているときは、先天的な疾患や障害が原因でおこっている場合がほとんどだからです。赤ちゃんがいびきをかいていると気付いたら、すぐに専門医の診断を受けましょう。

子供のいびきの原因と診断

 就寝中の子供は普通はいびきをかきません。夜は「すやすやと眠る」と表現されるように、鼻が通っているのが普通なのですが、約10%の子供は「いびき」をかくと言われています。寝息が大きい程度なら心配はありませんが、激しいいびきをかくようなら、何らかの影響で気道が狭くなっている可能性が考えられます。

 子供のいびきの原因として、まず考えられるのが、口蓋扁桃(扁桃腺)とアデノイドの肥大による気道の狭小化があり、これが子供のいびきの原因の大部分を占めています。アデノイドが大きいことで鼻による呼吸が阻害されると、口での呼吸をせねばならなくなりますが、その際にさらに扁桃腺も大きいと口からの呼吸も十分にできません。そうして睡眠障害を引き起こすことになります。

 もうひとつの原因は、アレルギー性の鼻炎や、ちくのう(副鼻腔炎)などで、鼻づまりが酷い場合にもいびきがおこります。

 子供のいびきの原因としては上記の扁桃肥大や鼻疾患などが考えられます。診療科は小児科、耳鼻咽喉科などで、問診で生活・睡眠状態を把握し、視診(アデノイドなどのチェック)、レントゲン、夜間の酸素飽和度などを総合して診断をします。

子供のいびきの症状と治療

 子供は睡眠中に深い眠りを得ることによって身体の発育を促進する成長ホルモンが分泌されます。まさに「寝る子は育つ」なのですが、「いびき」や「睡眠時無呼吸症候群」などによって睡眠が不十分になると、成長ホルモンの分泌障害がおこり、成長障害や発育障害をきたす恐れがあります。


 子供に次のような症状が多重にみられる場合は要注意ですので、医師の診療を受けてください。


日中に過度の眠気があり、ぼうっとしていることが多い。
落ち着きがなく、注意力や集中力が低下している。
呼吸があらく、常に口呼吸をしている。
夜、大人顔負けの激しいいびきをかく。
呼吸が苦しくて寝返りを頻繁にする。
陥没呼吸をおこす(重症の場合)。


 治療は、原因が扁桃腺やアデノイドの肥大の場合は、手術により劇的に改善します。アレルギー性鼻炎やちくのうなどで鼻閉のある場合は、鼻疾患の治療が必要です。